レースゲームでラリーやドリフトを本格的に楽しむためには「サイドブレーキ」が必須となります。
というわけで今回は、PCで使えるゲーム用のサイドブレーキ「VNM Handbrake V1.5」のご紹介をしたいと思います。
本記事では「VNM Handbrake V1.5」について、スペックや使用感などを解説していますので、気になる方はぜひ最後までご覧ください。
VNM Handbrake V1.5の詳細
「VNM Handbrake V1.5」はVNM Simulationというベトナムの企業が製造するPC向けのサイドブレーキになります。
高品質な工業用200kgロードセルとSTM32 16ビットADCボードが搭載されており、より正確な入力とリアルに近い操作が可能となっています。
サイドブレーキということで「使う用途」が限られていますが、ラリーやドリフトをPCで楽しみたい方にはお勧めのアイテムです。
アルミ製で耐久性に優れる
剛性の高いアルミ製であるため、質感が良く、耐久性も優れています。
ハンドルの稼働部にはベアリングが組み込まれており、スムーズで安定した操作が可能です。
ハンドルの根元部分にはゴムが入っており、衝撃を吸収。騒音の発生も抑えられています。
USBでPCと接続
PC側のUSB端子にケーブルを接続するだけで使用可能です。
接続用のケーブルの長さは約2メートル。
本体へはコネクターで接続し、PC側はUSB TypeAでの接続となります。
スプリングを交換することで硬さの調整が可能
本体上部のプレートを外すことでスプリングの交換ができ、サイドブレーキを引く時の感触を変えられます。
黄色のスプリングが普通の硬さとなっており、「より硬い青色のスプリング」と「最も硬い赤色のスプリング」に交換が可能です。
また、シリコン上部のねじ込み式キャップをひねることで、引く力の調整も行えます。
「縦引き」と「横引き」どちらでも使用可能
ハンドルの角度については、0度、15度、30度、45度、60度、75度、90度と細かく変えることができ、「縦引き」と「横引き」どちらでも使用可能です。
ちなみに、ハンドルの長さについても調整が可能で、自分好みにカスタマイズして使用できます。
取り付けについて
本体には底と側面に取り付け用の穴が開いており、ボルトなどでの固定が可能です。
ちなみに筆者の環境では、設置する場所の都合もあり「縦引き」で使えるようハンコンスタンドに設置しています。
ハンコンスタンドへの固定については、穴の位置が合わなかったのでボルトで2点止めしたあとにプレートなどで補強しています。
ゲーム用サイドブレーキとはいえ結構な力がかかるので、グラつかないようにしっかりと固定しておくのがお勧めです。
キャリブレーションや設定について
「VNM Handbrake V1.5」のキャリブレーションや設定変更については、PCソフト「VNM Config」を使用します。
ソフト内では、サイドブレーキを使用したときの「入力情報」もリアルタイムに画面に表示できます。
キャリブレーションのほか、「サイドブレーキをどのくらい引いているか」の入力曲線の変更などもできます。
入力曲線についてはプリセットがあらかじめ用意されているので、下記画像のように簡単に変更が可能です。
使用感について
筆者自身は、『Assetto Corsa』でのドリフトや『EA Sports WRC』といったラリーゲームで「VNM Handbrake V1.5」を使用しています。
使用感についてですが、入力遅延も感じませんし、微細な操作でも正確に入力され、操作性は良いですね。リアルに近い操作性で没入感も高く、ゲームをプレイするのがすごく楽しいです。
デザインに関しても、安っぽい感じは全然しないですし、見た目がカッコよくて気に入っています。
サイドブレーキ使用時の音についても、普通に使う分にはそれほどうるさくはならないので、騒音の心配はほとんどないと思います。
気になる点としては、ゲームを始める際たまに認識しないことがあることぐらいですね。USBを挿し直すことで解決するのですが、個体差なのかもしれません。
筆者自身「VNM Handbrake V1.5」を1年以上使ってきましたが、今のところは壊れることもなく普通に使えており、耐久性については問題ないですね。
まとめ
今回は、レースゲームで使えるPC用のサイドブレーキ「VNM Handbrake V1.5」について紹介いたしました。
微妙なサイドブレーキのコントロールを可能にしたり、実車に近い感じで操作できたりと、よりゲームへの没入感が高まります。
PCゲームで「ドリフト」や「ラリー」などを楽しみたい方にお勧めのアイテムとなっていますので、気になった方はぜひチェックしてみてくださいね。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。皆さんの参考になれば嬉しいです。