みなさんは「レースゲームをVRでプレイしたい」と思ったことはありませんか?
筆者自身、趣味のレースゲームを「もっとリアルに楽しめないか」という思いからハンコン(ハンドル型のコントローラー)を使ったりしてきたのですが、VRについては未体験のままでした。
最近、ついにVRヘッドセットのMeta Quest 2を購入し遊べるようになったのですが、実際に使用してみるとメリットやデメリットがあることが分かりました。
この記事では、筆者自身が感じたVRでのレースゲームについての「良かった点や悪かった点」などをご紹介しています。
読者の方の中には「VRでのレースゲームって、実際やってみるとどうなの?」など、そういった疑問を持っている方も多いと思いますので参考になれば幸いです。
今回の記事はレースゲーム好きの方なら必見の内容になっていますので、ぜひ最後までお楽しみください。
レースゲーム時のプレイ環境について
まずはレースゲームをVRでプレイするにあたって、筆者のプレイ環境を簡単にご説明いたします。
今回のレースゲーム時のプレイ環境は以下となります。
今回使用した機材 | 使用デバイス |
---|---|
VRヘッドセット | Meta Quest 2 |
ハンコンユニット | Simagic Alpha ホイールベース 15NM+ Simagic GT1-SR |
ペダル | Fanatec ClubSport Pedals V3 inverted |
シフター | VNM Shifter V1 |
サイドブレーキ | VNM Handbrake V1.5 |
ハンコンスタンド | Next Level Racing レーシングシミュレータ WHEEL STAND 2.0 |
プラットホーム | PC |
ちなみに筆者はMeta Quest 2(メタクエスト2)というVR機器を使ってレースゲームをしています。
Meta Quest 2について詳しく知りたい方は以下の記事を是非ご覧ください。
実際にVRでレースゲームをしてみました
いくつかレースゲームをVRでプレイしてみたので、それぞれプレイした感想などを書いていきます。
ちなみに、筆者は今までシングルモニターを使用しておりましたので、シングルモニターでのプレイとの比較となります。
VRでプレイしたレースゲームについて
今回VRでプレイしたレースゲームは以下の4つのソフトになります。
- Assetto Corsa(アセットコルサ)
- Assetto Corsa Competizione(アセットコルサ コンペティツィオーネ)
- Dirt Rally 2.0(ダートラリー2.0)
- Euro Truck Simulator 2(ユーロ トラック シミュレーター 2)
まず、それぞれのレースゲームについて、どういったゲームなのかを簡単に説明します。
Assetto Corsa(アセットコルサ)
MODなどが豊富で、いろんな楽しみ方が出来るシミュレーションレースゲームです。
サーキットなどでドリフト走行したりするなど、車の楽しみを存分に味わうことができます。
Assetto Corsa Competizione(アセットコルサ コンペティツィオーネ)
リアルなGT3のレースを体験することができるシミュレーションレースゲームです。
レースでの緊張感やライバルたちとバトルする臨場感などを味わうことができます。
Dirt Rally 2.0(ダートラリー2.0)
とても狭い道幅のコースを走ったり、砂利道などの悪路も走ったりする、ラリー走行がメインのシミュレーションレースゲームです。
挙動もとてもリアルですし、ラリーの醍醐味であるスリルなどを味わうことができます。
Euro Truck Simulator 2(ユーロ トラック シミュレーター 2)
トラックに乗って荷物を運ぶシミュレーションレースゲームです。
普段運転することがないような大型のトラックなども運転できるので、貴重でリアルなトラックドライバーの体験をすることができます。
良かった点
実際にVRでレースゲームをプレイしてみて、筆者自身が感じた「良かった点」についてお伝えしていきます。
- 周囲の状況をすぐに確認できる
- 臨場感が凄い
- 距離感がつかみやすい
- 省スペースで遊べる
それぞれの良かった点については、以下で詳しく解説していきます。
周囲の状況をすぐに確認できる
シングルモニターだと見たい方向がすぐ見れなかったりして運転しづらいことが多々ありますが、VRの場合、見たい方向をすぐに見れて、さらに立体的に感じ取ることができました。
コースの状況や先を見通せたりできるので運転しやすくなり、ドリフトなどもやりやすいです。
加えて、周りの車の状況なども見やすく分かりやすくなりました。
ラリー走行中などでも、コースの先の状況や路面の状態などが分かりやすくなりました。コースの落差もより感じられるようになり、レースをするうえで必要な情報がVRの場合だと把握しやすいです。
ユーロ トラック シミュレーター 2では左右を見たりすることが多いので、VRでプレイすると運転が凄くしやすくなりました。シングルモニターとは比べ物にならないくらい、運転がラクです。
臨場感が凄い
実際に車に乗っているような感覚になるので、車の楽しさを存分に味わえます。
サーキットでのレースでは相手車両も立体感があり臨場感が凄いので、対戦がより熱くなること間違いなしです。
車を運転する以外にも、こうやって車内インテリアを眺めているだけでも充分楽しめます。
VRで実際に見てみると内装も3Dの立体感があり、その場にいるような感覚です。
距離感がつかみやすい
どのレースゲームでも、距離感がつかみやすくコースアウトしずらくなりました。
奥行きに立体感があるので、車の速度調整などがしやすいです。
コースの先を見る時もラクに出来ますし、3Dで立体的に見えるので凄く運転しやすいです。
省スペースで遊べる
部屋のスペースを圧迫しないので、狭い部屋に住んでいる人でも快適にゲームが可能なのが良いと感じました。
レースゲームの場合、トリプルモニター(モニター3枚を横に並べる)でゲームをプレイしている人も多いでしょう。
ただトリプルモニターにする場合は、モニター3枚分をサイズを合わせて準備したり、モニターアームも必要かもしれません。
モニターを置くスペースもしっかり取らなくては設置も出来ません。
それに比べてVRではそういった心配が要りませんので、省スペースで思う存分ゲームを楽しむことができるようになります。
悪かった点
- 準備に時間がかかる
- 酔う可能性がある
- 長時間の使用は疲れる
それぞれの悪かった点については、以下で詳しく解説します。
準備に時間がかかる
VRで遊ぶ場合、各レースゲームで運転する前に視点リセット(ゲーム内でのプレイヤーの位置や向きの修正)をする必要があります。
ハンコンの場合はゲーム内のハンドルの位置が違うと運転がしにくいので、ゲームを始めた時などは毎回視点を調整する必要があります。
ラクに調整する為にも、ハンコンのボタンなどに視点リセットを割り当てるなどして対策すると良いでしょう。
酔う可能性がある
「VR酔い」という車酔いに似た症状(頭痛や吐き気)を発症する可能性があります。
個人差があるので、全く酔わない人もいるでしょうし、すぐ酔ってしまう人もいるかと思います。
筆者の場合、他のジャンルのゲームでは酔わなかったのですが、レースゲームをプレイした時だけ酔ってしまいました。
ですが、少しずつではありますが数週間も遊んでいるとVRに慣れてきて、ほとんど酔わなくなりました。
VR初心者の方がレースゲームをする場合は、「酔わないようにゲームの設定を見直す」や「酔いそうになったら無理をせずに少しずつプレイする」というようにすると良いかと思われます。
長時間の使用は疲れる
これも個人差はあると思いますが、正直なところシングルモニターでプレイしている時よりもVRでプレイしたときの方が疲れます。
VRに慣れてきたら長時間プレイしても大丈夫になるのかもしれませんが、今のところは無理しない程度で休憩を挟みながら遊んでいます。
ヘッドセットの付け心地や圧迫感なども影響していると思われるので、自分に合ったヘッドストラップを使うのが良いでしょう。
下の記事で筆者オススメのヘッドストラップを紹介しています。気になる方はぜひ参考にしてみてください。
まとめ
今回の記事では、「Meta Quest 2を使ってVRでレースゲームをプレイしてみた」という内容でお伝えしてまいりました。
ここからは記事の内容のまとめとなります。
まずはプレイ環境について。
Meta Quest 2というVRヘッドセットを使用し、ハンコンユニットなどを組み合わせた環境でゲームをプレイしました。
今回VRでプレイしたゲームについては以下のレースゲームとなります。
- Assetto Corsa(アセットコルサ)
- Assetto Corsa Competizione(アセットコルサ コンペティツィオーネ)
- Dirt Rally 2.0(ダートラリー2.0)
- Euro Truck Simulator 2(ユーロ トラック シミュレーター 2)
レースゲームをVRでプレイしてみたところ、いくつか良かった点や悪かった点を感じました。
VRでのプレイについては以下の良い点を感じました。
- 周囲の状況をすぐに確認できる
- 臨場感が凄い
- 距離感がつかみやすい
- 省スペースで遊べる
周囲をすぐ確認できるため、周りの車の状況などが見やすくなり、運転しやすくなりました。
臨場感も非常に高く、実際に車に乗っているような感覚を味わうことができるので、レースでの対戦などもより楽しくなりました。
距離感がつかみやすくなり、コースアウトすることも減りました。
省スペースで遊ぶことができるため、狭い部屋でも快適にゲームを楽しめる点が良いと感じました。
一方で、VRでのプレイには次のような悪い点を感じる事もありました。
- 準備に時間がかかる
- 酔う可能性がある
- 長時間の使用は疲れる
VRヘッドセットを起動したり、VR内での視点を調整したりするのが面倒に感じる事がありました。
また、場合によっては筆者のように、VR酔いと呼ばれる症状が発生する可能性があります。
VRヘッドセットの長時間の使用も正直疲れます。VRでのプレイはシングルモニターでのプレイよりも疲れやすかったので、適度な休憩を取りながらプレイするのが良いと思われます。ヘッドストラップの交換をしてみるのも良いかもしれません。
VRが初めての方などは酔うことがあるかもしれません。
いずれ慣れてきますので、それまでは無理せず休憩しながら遊びましょう。
今回、VRでレースゲームをプレイすることで、没入感があり楽しくてリアルなゲーム体験ができました。
VRでしか味わえないこともありましたし、VRの魅力を沢山感じる事ができて良かったです。
ぜひ、皆さんにもこのような体験をしてもらいたいので、興味のある方はVR機器を手にしてレースゲームに挑戦してみてください。
VR機器をまだ持っていないという方がいましたら、Meta Quest 2(メタクエスト2)がオススメです。
↓ぜひチェックしてみてください↓
PCに接続してPCVRとして使用する場合は、無線でも遊べるのですが、通信が安定しているUCBケーブルでの有線接続がお勧めです。PCゲームをMeta Quest 2で遊びたい方は以下ようなUSBケーブルを準備しておくと良いでしょう。
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最後までご覧いただき誠にありがとうございました。
皆さんの参考になれば嬉しいです。