どっちを買う?Meta Quest 3と3Sの違いを簡単解説!
Meta Quest 3とMeta Quest 3S、見た目はそっくりなのに、どこがどう違うのか分かりにくい…そう感じていませんか?
スペック表や専門用語だけだと「どっちを選んだら良いのか?」など、なかなか判断しづらい部分もあるかと思います。
そんな方々に向けて本記事では、Meta Quest 3とMeta Quest 3Sのそれぞれの特徴を、初心者目線でわかりやすく解説しています。
どちらにするか迷っている方は、ぜひ最後までご覧ください。
Meta Quest 3と3Sのスペックを比較
まずはMeta Quest 3とMeta Quest 3Sのスペックについて簡単に解説。
両者のスペックは以下となっています。
| Meta Quest 3 | Meta Quest 3S | |
| 発売日 | 2023年10月10日 | 2024年10月15日 |
| ストレージ | 512GB | 128GB / 256GB |
| プロセッサ | Snapdragon XR2 Gen 2 | |
| メモリ | 8GB | |
| 解像度(片目) | 2064×2208 | 1832×1920 |
| リフレッシュレート | 72 / 90 / 120Hz | 72 /90 / 120Hz |
| レンズ | パンケーキレンズ | フレネルレンズ |
| 視野角 | 水平約110° × 垂直約96° | 水平約96° × 垂直約90° |
| パススルー | フルカラー(18 PPD) | |
| トラッキング | 6DoFインサイドアウト+ハンドトラッキングに対応 | |
| IPD(瞳孔間距離)調整 | 連続調整 53–75mm(ダイヤル) | 3段階 58/63/68mm |
| イヤホン接続 | 3.5mm端子+USB-C/Bluetooth対応 | 3.5mm端子なし(USB-Cオーディオ対応)/Bluetooth対応 |
| スピーカー | 内蔵ステレオ | |
| コントローラー | Touch Plus(単3電池×各1) | |
| PC接続 | 有線:Quest Link(USB-C)/無線:Air Link | |
| 無線 | Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.2 | |
| 重量 | 約515g | 約514g |
| バッテリー駆動時間 | 約2.2時間 | 約2.5時間 |
中に入ってるチップとメモリは両方とも同じ。そのため、アプリの動作や処理速度で困ることはまずありません。
また、コントローラーも同じものが付属しているので、ゲーム内での操作性に大きな違いはないと考えて大丈夫です。
画面のキレイさにこだわりたい人は「Quest 3」、とりあえず気軽にVRを始めたい人は「Quest 3S」って感じです。
ディスプレイ解像度・レンズ・パススルーの違い
VR体験の没入感を左右する「映像」に関する違いを解説します。
ディスプレイ解像度について
Quest 3は片目あたり2064×2208の解像度で、文字や細いラインがくっきり見えやすいのが強み。
とくに「小さな文字を読む」「UIの端までハッキリ見たい」という場面では、Quest 3のほうが楽に感じやすいです。
一方、Quest 3Sは片目あたり1832×1920で少し解像度が下がります。
ゲームや動画を楽しむ分には大きく困らないレベルですが、高精細さを追求するならQuest 3に軍配が上がります。
レンズの違いについて
Quest 3はパンケーキレンズを採用しており、視界の中心だけでなく周辺もシャープになり、にじみが出にくいのが特徴。
Quest 3Sの方はフレネルレンズが採用されていて、光の当たり方によっては“ぐるぐる(リング状の反射)”が目立つことがあります。
ゲームに集中していると気にならない人もいますが、細かい描写や文字の読みやすさを大事にしたいなら、Quest3のほうが良いでしょう。
パススルーについて
パススルーについては、どちらもフルカラーに対応しています。
Quest 3とQuest 3Sで機能に関しての大きな違いは、深度センサー(距離測位センサー)の有無です。
Quest 3には物体までの距離を測る専用の深度センサーが搭載されており、これにより部屋の環境を自動的にスキャン・マッピングして高精度に把握できます。
一方Quest 3Sではコスト削減のため深度センサーが省略されています。
そのため、Quest 3Sでも基本的に同じアプリを利用できますが、周囲の物体を自動認識して仮想オブジェクトを現実のテーブルや床に正確に配置するといったシーンでは、Quest 3に比べると精度や安定性が若干劣る場合があります。
とはいえ、通常のゲームやアプリを楽しむ限りにおいては、Quest 3Sでも大きな不便は感じないでしょう。
装着感・IPD・操作性の違い
長時間の利用に関わる「装着感」や、日常使いの「利便性」に関する違いを見ていきましょう。
装着感について
本体の重さはどちらも約515g(Quest 3)/約514g(Quest 3S)とほぼ同じで、シンプルなゴムバンドでの装着となります。
標準のバンドは軽快に使えますが、長時間つけると頬やおでこに負担を感じやすいため、長く遊ぶなら市販のヘッドストラップに替えることを強く推奨します。
IPD(瞳孔間距離)について
Quest 3は無段階で調整できるので、自分の目幅にピタッと合わせられます。しかもダイヤル式なのですごく簡単です。
対してQuest 3Sは3段階(58/63/68mm)の固定式。平均的な目幅の人は問題ありませんが、その範囲から外れると、文字が少しぼやけたり、視界の端が見えにくく感じかもしれません。
上記の理由から、フィット感を細かく合わせたい人はQuest 3が断然オススメです。
操作性について
Quest 3は本体側面を2回叩くことでパススルーに切り替えが可能となっていますが、慣れが必要で、うまく切り替わらないこともあります。
対してQuest 3Sには「アクションボタン」が付いており、パススルーをワンタッチで切り替え可能です。
周りを確認したいときにラクに使いたいという日常使いを重視するなら、Quest 3Sが便利です。
価格・駆動時間・ストレージの違い
VRを始める上で重要な「コストパフォーマンス」や「ストレージ容量」などに関する違いを解説します。
コストパフォーマンスと駆動時間
まず、Quest 3SはQuest 3より低価格に設定されており、予算を抑えたい方に最適な選択肢です。
また、バッテリー駆動時間はQuest 3Sのほうが約0.3時間長く(約2.5時間)若干有利。
ただし、どちらのモデルも連続して長時間プレイする場合はバッテリー切れが課題となります。
そのため、長時間の利用を想定する場合は、外部バッテリー付きヘッドストラップの追加を検討すると良いでしょう。
ストレージ容量と価格について
ストレージ容量と価格の違いについてですが、Quest 3は512GBと大きめのストレージ容量で、価格もちょっとお高めです。
対してQuest 3Sは128GBと256GBから選べる構成で、Quest 3よりかは低価格となっています。
ストレージ容量については「どんな使い方をするか」で必要量が変わります。ゲームやアプリは軽いものなら数GB、タイトルによっては二桁GBになることもあります。
なので、同時にたくさんゲームを入れておきたいなら余裕のある容量が安心です。「動画を端末にたくさん保存する」といった使い方をするなら256GB以上を推奨します。
逆に、「遊ばないアプリは一度外して、また遊びたくなったら入れ直す」といった、入れ替えながら遊ぶなら、128GBでも困らないでしょう。
PCVR(PCにつないでVRゲームを遊ぶ)中心なら、PCにデータを保存するので、本体の容量はそれほど重視しなくても大丈夫です。
最終結論:Meta Quest 3と3Sで迷う人への判断基準
最後に、Quest 3とQuest 3S、それぞれがどういったユーザーに最適なのかを整理します。
ゲーマー・映像重視派はMeta Quest 3
激しいアクションや綺麗な映像をじっくり楽しみたいなら、Meta Quest 3がオススメです。
片目あたりの解像度が高く、細かい文字やUI、背景のディテールまでくっきり見えやすいからです。
さらにパンケーキレンズを採用しており、画面の端までピントが合いやすく、白い文字のにじみ(ギラつき)も出にくいのが強み。
映像の「すっきり感」はゲームの没入感に直結するため、よりVR体験が楽しめるでしょう。
また、パススルーの見やすさも良好で、周辺の様子を確認しながらプレイするときにも扱いやすいです。
映像の美しさや読みやすさを最優先する人、PCVRで高画質にこだわりたい人ほど、Quest 3の良さを体感しやすいでしょう。
まとめると、画面の精細さ/端のくっきり感/パススルーの見やすさに価値を感じる“ゲーマー・映像重視派”の方は、Quest 3がオススメです。
初心者やVR入門者におすすめなのはMeta Quest 3S
初めてVRを体験するなら、入り口としてはMeta Quest 3Sがオススメです。
理由はシンプルで、低価格で手に取りやすく、必要な機能がひと通りそろっているから。
人気のゲームやフィットネス、動画視聴まで、まず“やってみたい”ことは一通りカバーできます。
文字の細かさや端のくっきり感に強いこだわりがなければ、Quest 3Sの見え方で「十分楽しい」と感じるはずです。
まずはQuest 3Sで始めて、もっと凝りたくなったらアクセサリー追加、もしくは次の買い替えで上位へという順番でも遅くありません。
容量を少し抑えて、その金額分を装着感の改善(ヘッドストラップやフェイスクッションなどの購入)に当ててみるのも良いでしょう。
最初の一台として失敗しにくいのがQuest 3S。これまでVRを体験したことがない方やコスパ重視の方はQuest 3Sがオススメです。
この記事を参考に、ご自身に合ったヘッドセットを見つけていただき、遊んでみてもらえればと思います。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
