「リフレッシュレートって何?」
このような疑問を持っている方は多いのではないでしょうか。
画面が滑らかに動く理由、映像が鮮明に見える秘密、実はそれらはすべて「リフレッシュレート」というものがすごく関係しています。
今回は、動画視聴体験をより一層高めてくれる重要なキーポイント「リフレッシュレート」についてわかりやすく解説いたします。
気になる方は、ぜひ最後までご覧ください。
リフレッシュレートとは?
リフレッシュレートとは、Hz(ヘルツ)という単位で表され、1秒間に画像が切り替わる回数のことをいいます。
例えば、60Hzのモニターは1秒間に60回表示が切り替わります。
一般的なモニターやテレビだと60Hzが多いのですが、ゲーム用途に適したモニターであるゲーミングモニターともなると144Hzや240Hzなど、高リフレッシュレートの製品が多くなります。
では、なぜゲーミングモニターには高リフレッシュレートの製品が多いのでしょうか?
その理由となるメリットなどについては、次の項目でご紹介いたします。
高リフレッシュレートのメリット・デメリット
高リフレッシュレートであることのメリットやデメリットについて、それぞれ解説していきます。
リフレッシュレートが高いことのメリット
速い動きでも映像が見やすくなる
ゲームなどでキャラクターが早く動いていても、1秒間のコマ数が多いので映像が見やすくなります。
レースゲームだと、車の動きや周りの景色などの視認性が高まります。
ゲームの操作性が上がる
高リフレッシュレートな環境は、ゲーム操作の精度を飛躍的に向上させます。ゲーム中のアクションに対する反応が瞬時に画面に表示されるので、より直感的な操作が可能になり、プレイヤーはよりスムーズな操作性でゲームプレイを楽しむことができるようになります。
没入感が向上する
現実に近い映像表現となる為、よりリアルな視聴体験が可能になります。
没入感のあるゲーム体験をしたい方にも、高リフレッシュレートの環境はオススメです。
リフレッシュレートが高いことのデメリット
コストが上がりモニターの価格が高くなる
高リフレッシュレートのゲーミングモニターは、高性能なだけにコストが上がり価格が高くなる傾向があります。
予算を抑えたい方は、小さいサイズを選択するのも良いでしょう。
電力の消費が上がる
画像の更新を頻繁に行うため、モバイル機器などはバッテリーの持ちが悪くなったりもします。
設定によりリフレッシュレートを変更できる機器もありますので、気になる方は各機器の設定を確認してみてください。
体感できるリフレッシュレートの違いについて
リフレッシュレートの違いについてですが、高リフレッシュレートになればなるほど、その差は体感では分かりにくくなります。
例えば、144Hzと240Hzについては、数字では大きく差がありますが、筆者自身の体感ではそれほど大きな違いを感じませんでした。
リフレッシュレートの違いをどう感じるかは個人差があると思いますが、144Hzでも十分ヌルヌルで快適です。
高リフレッシュレートモニターを使用する際に注意すべきこと
高リフレッシュレートモニターを使用する際に注意すべきことについて解説します。
映像を出力する機器の設定を確認する
高リフレッシュレートでの映像を実現するには、出力する機器の設定も重要です。
しっかり設定をしておかないと、うまく映像表現がされなかったりしますので、注意してください。
例えば、出力側の機器で毎秒60コマで出力された映像は、240Hz対応のゲーミングモニターを使用していても毎秒60コマの映像でしか表示されません。
毎秒240コマで映像を表示させたい場合は、出力側の機器でも毎秒240コマ表示させる必要性があります。
ゲーミングモニターを導入した際は、パソコンなどの設定画面から、映像の出力設定を確認しておきましょう。
どのリフレッシュレートを選ぶべき?用途別ガイド
モニターやテレビを買う場合、用途に合った適切なリフレッシュレートの製品を選ぶことが大切です。それぞれの用途についての選び方を解説します。
ウェブサイトや動画の閲覧に関しては、60Hzで十分
画面の動きが少ないウェブサイトの閲覧だったり、YouTubeの動画閲覧の用途で使用する場合は、60Hzのモニターやテレビで十分です。
こういった用途で快適な視聴環境にしたいのなら、4Kなどの解像度にこだわる方が良いでしょう。
ゲームを快適にプレイするなら120Hz以上
ゲームを快適にプレイするなら120Hz以上のリフレッシュレートが推奨されます。
PS5でゲームをしている方でしたら120Hz対応のテレビやゲーミングモニターが良いでしょう。
PCでFPSやアクションゲームなどをプレイしている方でしたら144Hzや240Hz対応のゲーミングモニターがオススメです。
スマホやタブレットなら90Hz以上
なめらかにスクロールできたり、ゲームを快適にプレイできたりといったメリットがあるため、スマホやタブレットの場合は90Hz以上が理想です。
まとめ
リフレッシュレートについてのまとめ
リフレッシュレートとは、1秒間に画像が切り替わる回数を示すもので、単位はHz(ヘルツ)を使用します。
一般的なモニターやテレビは60Hzが主流。しかし、ゲーミングモニターには144Hzや240Hzの高リフレッシュレートの製品も多いです。
- 速い動きでも映像が見やすくなる
- ゲームの操作性が向上する
- より現実的な映像表現で、没入感が向上
- コストが上がり、モニターの価格が高くなる
- 電力消費が増加し、モバイル機器ではバッテリーの持ちが悪くなる
リフレッシュレートが高ければ高いほど視聴体験は良くなるが、体感する差は少なくなっていきます。
映像の出力設定もリフレッシュレートと一致している必要があるので、設定なども重要です。
モニターの性能を最大限発揮できるように、設定をしっかり行いましょう。
- ウェブサイトや動画の閲覧: 60Hzで十分。
- ゲーム: PS5は120Hz、PCゲームは144Hzや240Hz推奨。
- スマホやタブレット: 90Hz以上が理想。
テレビやモニターはリフレッシュレートが重要なことがおわかりいただけたと思います。
快適にゲームをしたい方には、高リフレッシュレートのゲーミングモニターやテレビが本当にオススメですので、興味のある方はぜひ試してみてください。
最後までご覧いただきありがとうございました。
みなさまの参考になれば嬉しいです。
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