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PC用ダイレクトドライブハンコン 「Simagic Alpha」をレビュー

Simagic Alpha
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レースゲームをするなら、高い没入感を誇るハンコンを使用するのがお勧め。

ということで今回は、筆者が現在使用しているハンコン”Simagic Alpha”についてご紹介したいと思います。

PC用のハンコンにはなりますが、この一台でさまざまなレースゲームを楽しめます。

気になる方は、ぜひ最後までご覧ください。

最大トルク15Nmのダイレクトドライブハンコン

ホイールベースの画像

Simagic Alphaはダイレクトドライブという、モーターに軸が直接つながっている構造をしています。ハンドルからダイレクトにFFBが伝わってくるので、より実車に近い操作感が得られます。

コンパクトサイズながらデザイン性も高く、オモチャっぽさも感じさせません。

なお、Simagicのハンコンのホイールベースには現在、

  • Alpha mini(最大トルク10Nm)
  • Alpha(最大トルク15Nm)
  • Alpha U(最大トルク23Nm)

という3つの種類があります。

それぞれの違いとしては、最大トルクの強さやホイールベースの大きさなどに違いがあり、Alphaはその中間に位置する存在です。

注意点ですが、Simagicのハンコンは基本的に”ホイールベースとハンドルは別売り”です。通販サイトではハンドルとセットで販売されているものもありますので、ハンコンを初めて買う方はセットがお勧めです。

設置・接続方法について

設置方法については、ボルトによる固定となります。

ボルト固定部

ダイレクトドライブのため、ハンコンスタンドやコックピットが推奨とされており、しっかりと固定できる環境が必要です。

ちなみに筆者は、下記の記事で紹介しているハンコンスタンドに設置しています。省スペースで設置できるハンコンスタンドなので、興味のある方は見てみてくださいね。

Next Level Racing WHEEL STAND 2.0
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取り付けに関してですが、7.9kgという結構な重量がありますので、ホイールベースの取り扱いには十分注意が必要です。(うっかり落としてしまわないよう注意してください!)

あと、接続方法については、PCとUSB経由で接続するのと同時にコンセントにも繋ぎます。PCのUSB端子Type-Aを一か所と、コンセント一か所の確保が必要です。
ホイールベースの左側には、PC接続用USBポートと電源コネクタが付いています。

接続端子部

アダプターのコードには電源入切用のスイッチがついており、ハンコンを使用するときだけONにする感じです。

アダプターの画像

電源を入れることで、Simagicのロゴマークの下が緑色に光ります。ハンドルについても、電源を入れた瞬間にセンターに調整されます。

電源ON時
↑電源が入っているかが、一目でわかります

右側の側面には、安全スイッチ用の接続端子と周辺機器用の接続端子があります。

ホイールベース本体側面

余談ですが、筆者のゲーム環境では、ペダルはSimagicではなくFanatecのものをPCに繋いで使っています。ハンコンとペダルが別々のメーカーのものであっても特に問題なく使用できますが、統一感を出したい方は、ペダルも同じSimagicで揃えてみるのも良いでしょう。

クイックリリースにより、素早くハンドルを交換できる

クイックリリース部

Simagic Alphaでは、クイックリリースによるハンドルの素早い交換が可能となっています。実際に使ってみると分かりますが、一瞬でラクにハンドルの交換ができます。

さまざまなレースゲームをプレイしていると、ハンドルを交換する必要性も出てくるのですが、一瞬でハンドルを交換できるため、ストレスなく様々なレースゲームを楽しめます。

さらに、実車のステアリングも取り付けが可能なので、「お気に入りの実車ハンドルを取り付けたい!」といった、よりリアルさを求めるユーザーも満足させられる仕様となっています。

ハンドルはGT1の丸ハンドルが使いやすい

GT1ステアリング

ハンドルはGT1の丸ハンドルが使いやすくお勧めです。ハンコンを使うのが初めてという方はこちらが良いでしょう。

ドリフトやラリーにも最適ですし、GTカーも運転できます。ボタンやスイッチも付いているので、ゲームも快適に遊べます。

ちなみに、ハンドルのグリップ部分の素材には「アルカンターラ」と「レザー」の2種類があり、筆者はアルカンターラを使用しています。

SimPro Managerで設定の変更が可能

フォースフィードバックの強さの変更などは、SimPro Managerという専用ソフトを使って行います。

SimPro Managerの設定画面
↑画像は全て英語になっていますが、設定を変更することで日本語化もできます

ハンドルの回転数も変更できますので、ラリーゲームをするときは500°、市販車は1080°、トラックを運転するときは1800°といった具合に、ゲームやクルマによって使い分けることもできます。

それぞれの設定は保存しておけるので、切り替えも簡単です。

ちなみに、他のSimagic製品についても、このSimPro Managerを使って設定などが行えます。

互換性や対応ゲームなどについて

Simagicのハンコンは基本的にPCでしか使えないので注意してください。

fanatecやロジクールなどと比べると知名度は低いかもしれませんが、一応さまざまなレースゲームに対応しています。

たとえば以下のようなゲームに対応しています。

  • Assetto Corsa
  • Assetto Corsa Competizione
  • rFactor 2
  • iRacing
  • DiRT Rally 2.0
  • EA WRC
  • Euro Truck Simulator 2

Assetto Corsaでドリフト競技を楽しんだり、DiRT Rally 2.0でラリー走行に挑戦したり、Euro Truck Simulator 2でマイペースにトラックを運転したり、さまざまなクルマの運転を体験できます。

上記以外にも、Simagicのハンコンは多くのゲームに対応していますので、レースゲームがさらに楽しくなること間違いなしです。

使用感について

ここからは、Simagic Alphaの使用感についてお伝えしていきます。

まず、パッドコントローラーなどと比べると、没入感や楽しさが全然違います。

ラリーゲームやドリフト走行だったり、GTカーやトラックの運転など、いろいろなレースゲームをプレイしてきましたが、どれも楽しいです。おかげでレースゲームをプレイする頻度が以前よりかなり増えました!

ハンドルから伝わってくるFFBにより、車体の状態をより感じ取れるので、限界ギリギリのコントロールがパッドコントローラーよりしやすいです。

しっかりとグリップしている時とスリップした時の感覚の変化は、ハンコンでないと伝わってきませんし、緊迫感のドライビングを行うことで、ゲームにより深く没入することができました。

EA WRCの画像

それから、ハンドル操作やボタン操作についても、遅延は感じませんし、応答性も良いです。公式の情報によると、1msの超高速応答とのことです。

フォースフィードバックの強さに関しても、特に不満はありません。最大15Nmの力は結構なものなので、「これ以上は必要ないかな」という感じです。

実際のところ、ゲーム内でのフォースフィードバックの強さを100%にすると”強すぎる”と感じることも結構あるので、あえて強さを抑えるという設定にするほうが多いです。

ハンドルコントローラー

使用中の音についてですが、ダイレクトドライブであるため、ゲーム中にハンドルを自分でまわしているときについては、ほとんど音はしません。しかし、クルマが壁にぶつかったりして強いFFBがあった時は、それなりに振動が伝わってきますので、その振動でガタガタと音が出てしまうことはあります。

ただ、ギアドライブやベルトドライブのハンコンよりかは全然静かなので、騒音が気になる方でも安心して使えるかと思います。

品質や耐久性についてですが、Simagic Alphaを使い始めて1年が経過しましたが、不具合などは出ていません。

メンテナンスについても、特に何もしていませんが、今のところは問題なしです。

まとめ

今回は、PC用ダイレクトドライブハンコン【Simagic Alpha】をご紹介いたしました。

しっかりと固定できるハンコンスタンドやコックピットの環境が必要になりますが、性能は申し分なく、さまざまなレースゲームをより楽しめるようになります。(実車でモータースポーツをするよりかは低予算で楽しめるかと思います)

特に、ジャンルを問わずいろんなレースゲームをやってみたいという方は、Simagicのハンコンの中でもバランスが良いAlphaをお勧めします。

ドリフトやラリーなど、さまざまなドライビングを一台で楽しめる、そんなハンコンとなっていますので、少しでも気になった方はSimagic Alphaをぜひチェックしてみてくださいね。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。みなさんの参考になれば嬉しいです。